MOTRONとは

従来の電磁 - バネ式の振動フィーダであるシントロンの有する多くの問題点を解決するため、特にフレキシブルな自動組立のための部品供給として開発された、機械的振動によるパーツフィーダです。

騒音がきわめて小さい
上下振動が全くない水平で低周波の非線形振動により大物部品(鋳物・鍛造)の供給もきわめて静音、防音カバーなどが不要。
ワークにキズを付けない
水平振動と合わせて整列の各段階でワークの転落が少なく、ワークに与える加速度がきわめて小さい
多品種部品に対応
ワークの変更にはトラフ部のワンタッチ交換で対応し、本体、ボウル等の変更の必要がない
  
再利用可能
本体はベアリングの交換と摺動部の調整のオーバーホールによりいつまでも使用可能
  
安定供給
電源電圧の変動や投入ワーク重量の変動にも全く安定した供給が可能
MOTRONの振動輸送原理

 机上の紙などの一端を手で持って、紙の上の品物を前方に移動させようとするとき紙を前方にゆっくり押して品物と一緒に前進させ次に急激に紙を手前に引くと、品物は前方にすべって移動します。

 MOTRONは、この動作の繰返しである振動輸送を最も効率よく実現させたものでこのために設計されたカムの波形に倣って送路を振動させます。この振動輸送は、振動波形が非線形(鋸歯状波形)で振動の方向が全く水平であるため、水平非線形振動と呼びます。

弊社MOTRONフィーダとバネ式フィーダの違い

モータ式フィーダと他の振動式フィーダ、特に現在主流とされるシントロン式振動フィーダとの比較を表します。

  MOTRON
機械式振動フィーダ
SYNTRON
バネ式振動フィーダ
振動軌跡 水平(上下動なし)

傾斜(上下動あり)
輸送速度 大形ほど高い 小形で高い
輸送速度の調整 振動数による 振幅による
振動波形 非線形波(鋸歯状波)
機械式振動フィーダ波形
線形波(正弦波)
パネ式振動波形
駆動源 電動モータ, エヤーモータ 電磁石, 圧電素子
電源周波数 50/60Hz共用 周波数変更には再調整
据付方式 完全固定 ゴム(バネ)による浮動
電源変動 強い 弱い
ワークの量の変動 殆ど影響なし 影響多い
騒音 小さい 大きい
調整 容易(一般機械と同様) 経験とカンが必要
ワークの変更 トラフの取替で対応
(ワンタッチで廉価)
ボウル取替と本体調整
(新規購入と同じ)
ツーリングの図面化 可能 困難(型紙など)


トラフ交換式の有用性、本体1台での多品種供給

ボウルフィーダが部品を整列する上で必要な機能があります。 その機能は上記の図のように、ワークによって共用できる部分とできない部分が存在します。

一般的な電磁フィーダは、ボウルで姿勢判別・変換・整列を行いますので、ワークを変更したい場合はボウルごと取り替える必要があります。

しかし、弊社MOTRON-Feederはトラフでこれらを行いますので、ワーク変更にはトラフの取替だけで対応できます。

ボウル・フィーダ

ボウル内ホッパ

直進フィーダ

空圧式トラフ・ホッパ

ピッキング・フィーダ

トラッキング・フィーダ

ワイヤ駆動振動トラフ